競馬コラムニストの競馬コラム(年別)

ご愛読ありがとうございました!

[最終更新日]2015/06/15

コラムは2014年3月をもって連載終了となりました。

「地獄の沙汰も万馬券」以来、連載15年。御愛読ありがとうございました!

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/05/15

2014/03/23

 私ごとになるが(いつも私ごとやんっ)、今回で連載から身を引くことになった。「地獄の沙汰も万馬券」の連載がスタ―トしたのはファレノプシスが勝った桜花賞の週である。以後、「毒」を売り物にマル15年。その間、シャレの分からん方々の数多のクレームに耐え、よくも続けさせてくれたものだと、客観的にみて感心する。ちなみに推奨馬第1号は9番人気のエアデジャヴーで、写真判定で3着。コラムの行く末を案じたが、その不安だけは的中した。

 最後のWIN5に至るまで予想は大迷惑のかけ通しだったが、それでも毎週、ボクのコラム目当てに本誌をご購入下さった皆様、心より感謝致します。ありがとうございました。気を悪くせず来週からもサンスポを引き続きご愛顧頂きますよう、社長に成り代わり、お願い申し上げます(こんなこと書くから打ち切られるねんって)。

 最後に、当時ボクを推薦して下さった本紙の鉄人・橋本忠さん、現競馬評論家の小牧隆之さん、現カリスマの佐藤将美さんに心から感謝。桜花賞翌週の火曜日にささやかな宴席をご用意する予定ですので、ご都合お聞かせ下さい(もう私物化)。

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/05/15

2014/03/16

 今日は中山で、第2回学生対抗競馬予想大会団体戦の予選が行われる。決勝は皐月賞の日だ。若者たちがうらやましい。

 JRAのホームページで参加資格の項を読むと隔世の感がある。「参加当日に学生証の提示をお願いします」だと。ボクらの頃は学生だという理由で締め出され、コソ泥みたいに買ったものだ。そして道頓堀場外で、ついに補導された。

 今思えば、それで懲りればよかったわけだが、ボクに競馬を仕込んだ祖父に補導のことを話したら、「もっと目立たん格好で行きなさい」との助言を頂いた。以後はヒゲを生やしたり灰色の地味な上着を着込んだりと、もう大変であった。

 それが今や、「学生証提示」だもんね。競馬会も現金なもんだ。社会に出ていないのに馬券を買うという意味では一緒なんだから、いっそ「高校生対抗」もやればいいのだ。「馬券甲子園!」とか銘打って。いや、「園児対抗」もいいかもよ。純粋な目で「あのお馬さん強そうっ」とか。大穴当たるかも。な~んて、保護者からクレーム必至の発言だが、馬券で生き残れるのは所詮、こんな悪魔みたいなヤツだけなんだから。

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/05/15

2014/03/09

 競馬法改正に伴う払い戻し率の変更が、JRAから発表された。

 改正後は単複がともに80%になるのに対し、3連単は72.5%と大差がつく。3連単は人気の馬券で、シェアは35.8%だ。つまり、一番売れている商品からガンガン絞り取ってやろうというわけである。

 それがイヤなら、戻し率がよくて的中率が高い馬券に移行しろということだろう。一人あたりに分配される配当金の額を比較し、お金が再び馬券に還流する確率を巧みに計算したわけである。  経営戦略として実に合理的ではあるが、3連単ファンはたまらない。対抗策は全員が結託して単複しか買わないことで、戻しの平均が80%になると、主催者は苦しむ。

 もっと最低なのはWIN5だ。現行の73.8%が70%に乱高下。その代わりに戻しの限度額を6億に引き上げるという、論点のすり替えがある。  一人に6億払うには、それを0.7で割った額=8億5714万円の売り上げが必要である。先週でも、戻せる額が4億6千万しかなかったくせに、ホンマよく言うよ。

 ボクはダマされませんよ。まあ買ってあげますけどね。延々…。

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/05/15

2014/03/02

 メダリストたちが帰国して、えらい人気だ。彼らも、お世話になった人にメダルを掛けてあげたりと、微笑ましい。

 ボクも仕事柄、番組に出たメダリストたちにメダルを触らせてもらったことは何度かある。その程度が自慢なのが情けなく、若い頃にかじったスキーや乗馬を、ポイとやめてしまったことを悔やむのである。続けていれば銅メダルぐらいは獲れただろうに(獲れるかいっ)。今も続いているのは競馬だけだ。一番、続けなくていいものが続いているわけである。

 スピードスケートでオランダが表彰台を独占したが、今回のリンクを設計したのはオランダ人である。滑り馴れた軟らかい氷が彼らに味方したと関係者は嘆くが、もし日本がその情報を事前に入手していれば、オランダ風車合宿を組めたはずなのだ。情報戦に負けてる場合かと言いたい。

 そう考えると、競馬も馬場とヒヅメの相性がいかに大事かを痛感させられる。そこで出馬表の片隅に、各馬のヒヅメ写真の掲載を提案したい。小さい字を読むのも困難になってきたし、ヒヅメだけで予想する手もあると思うのだ。どっちゃにしろハズれるんなら…。

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/05/15

2014/02/23

五輪は楽しめた。ソチとの時差が頃合いで、朝刊を読んでから寝て、昼にモゾモゾ起き出す夜行虫のボクには実に有利な展開。必ずライブで堪能できた。

 圧巻はクロスカントリー。距離があるわりに、最後まで競り合いになるのが魅力である。マクリや仕掛けどころが勝負であり、スキー板の先端部分を並べた写真判定もある。競馬と同じである。

 各種スプリント競技は微差の決着であり、そこから生まれるドラマがたまらない。馬券が売られていないのが幸いで、もし100分の1秒差でそれがパァになった場合、誰もが倒れるだろう。  感心したのはスピードスケートの「救済措置」で、これはいい措置だ。ソチだけに。予選で不利を受けた選手は敗退とならず、救済されて次に進める制度で、実に理にかなっていると思う。

 対して、理不尽なのは競馬である。斜行や落馬のアオリを受けた馬に投票していた人向けに、救済措置を導入して買い戻してほしい。ついでに、熱くなってアホな馬券を買った人にも、反省次第で救済措置をお願いしたい。もはやそこぐらいしか、すがるところがないんだから仕方なかろう。

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/06/15

2014/02/09

 世紀の発見をした小保方晴子女史に続き、今週は、世紀の大ペテン師・佐村河内守氏の話題で持ち切りである。

 作曲したことが全部ウソなら、耳が聞こえないのもウソ、曲が浮かばず壁にガンガン頭を打ちつけていたのもウソ。ということは杖もウソだろうし、被爆2世というのもウソだろう。こんな由緒ありそうな名前もウソなんじゃないか。ひょっとしてあの長髪もウソで、カツラかも知れんぞ。もうここまで徹底してダマせる男はある意味、希代のエンターテイナーである。罪を憎んでも、人は憎めない。

 あのゴーストライターも許せんが、憎めん。ボクの本業もゴースト的性格を帯びていて、テレビでは多くの場合、最後に一瞬だけ名前がクレジットされるが、ラジオや舞台台本ではそれもない。笑わせ感動させて喝采を浴び、ギャラもごっそり持っていくのはタレントのほうである。おおむねマゾ的な性格でないと勤まらない仕事だ。新垣氏の場合は、完全なマゾだと推測できる。

 いっこうに爆発しないボクの予想…。誰かボクのゴースト予想しませんか? 2億当たったら、2万円差し上げます。

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/05/15

2013/02/02

 今週は、世紀の発見をした小保方晴子女史の話題で持ち切りである。発見の中身については何となくしか分からんが、世間的には、彼女の容姿のほうに興味が行くのが自然というものだろう。

 30歳も童顔の部類で、オシャレで清楚な才女。おばあちゃんにもらったかっぽう着で実験するというのがまた可愛いし、泣かせる。こんなところまで発想がいいわけだ。

 彼女が「温泉が好き」と言っただけで、その入浴姿を想像する程度の細胞しか持ち合わせていないボクら中年オヤジは、この万能細胞とやらをとことん応援するぞ。

 というわけで、スターを輩出した理化学研究所とは対照的に、影が薄いのがJRAの競走馬研究所である。多角的に研究はされているが、馬券に直結する成果など聞いたことがない。連闘させると馬はなぜ変わるのかなどと、直接、質問したこともあるが、回答には何の説得力もなかった。

 なぜ2走目のポカがあるの? なぜ調教と本番は直結しないの? なぜルメールは何でも持ってくるの? 早く科学的に解明してよと言いたい。

 ただの八つ当たりだろと言われれば、まあ、そうなんだけど。

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/05/15

2014/01/26

 楽天マー君の行き先がヤンキースに決まったようだ。何だ、結局そうなるのかと、ガックリである。どこへ行こうとマー君を応援する気持ちは変わらないが、できれば田舎のオンボロチームが彼を得て、一気に浮上するサマが見たかった。金がモノを言うスポーツはつまらない。

 推定年俸、7年で161億円。年収に換算すると、約23億円である。年収460万の平均的サラリーマンがこの額を稼ぐには、500年かかる。日々精進して健康に気を配り、欲を捨て煩悩を捨て、仙人の暮らしを真似たとしても、そこまで生きることは到底、不可能である。

 WIN5で最高額を当てるとは、言わば変化球を織り交ぜてストライクゾーンを広く使い、ド真ん中(馬券の中心となる人気馬)を避けて大波乱馬券を炸裂させることを意味する。しかし、この高度かつ緻密な「技術報酬」2億円を、彼はほぼ1カ月で稼ぐのだ。投球術と予想術をハカリに掛けたとて何の意味もないが、これほど落差があるのは納得いかぬ。

 ま、ごちゃごちゃ比較するヒマがあれば、まず当ててみろという話なんだけど。