競馬コラムニストの競馬コラム(年別)

競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2009

[最終更新日]2009/10/17

 この8日、大好きだったカツラノハイセイコが栃木の牧場で死んでしまった。ボクが17歳の時の日本ダービー馬である。

 忘れられないのは昭和55年のマイラーズCだ。病み上がりで調教ボロボロの同馬は、こんな状態で走れるわけがないと言われながら人気薄で登場。しかし、ラストで闘志に火が点き、ニチドウアラシを猛追して2着に突っ込んだ。

 いつも「ワァ、ワァ」と聞こえる歓声が、「オオッ~」と聞こえたレースは他にない。声援ではなく、驚嘆。数万人が一斉に驚いて起こした、まさに地鳴りであった。

 勝負根性、そして、本番で最大の力を発揮することの格好良さを、あの名馬は青二才のボクに教えてくれた(全然モノにできてないけど)。

 読者諸兄にも、あの地鳴りを記憶されている方は多いだろう。いや、少ないだろう(どっちやねん)。あれから30年。まだ馬券などというアホなものと格闘してる人なんて・・・。そんな奇特な人なんて・・・。

競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2009

[最終更新日]2009/10/10

 先週、「婚カツin阪神競馬場」というお見合いパーティーがあったそうだ。ボクの若いころにはそんなのなかったのに、反則である。

 うちの弟子にも、馬ばっかり詳しくて彼女もできん変な野郎が結構いるので、次は強制参加だ。互いに趣味が同じという有利な土俵でも彼女作れんかったら、もう人間のクズである。

 ただ、ボクの場合、女の子と競馬場に行き、当てさせてあげようと指導した馬券は、絶対に外れる。本命馬券がヘタなせいもあるが、そのせいでカップル不成立。

 この日は100人の参加で17組のカップルが成立。やっぱり高確率だ。

 「婚カツ」というテーマに水を差すようで悪いが、その17組の皆さん、結婚はよく考えた方がよろしいでっせ。

 夫婦どっちも馬券を買うとなると、止めてくれる人がいないからである。それで生活が破綻した夫婦を実際に何組も見ているし、ボクなんか嫁サンも馬券買う人だったら、既にこの世にいないと思うので・・・。

競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2009

[最終更新日]2009/10/03

 新型インフルエンザが猛威をふるい、先週末、高2の娘のクラスがついに学級閉鎖。何と学園祭の前日である。娘のクラスだけ学園祭に来てはいけないという御達しだ。残酷であり、インフルに感染した子たちも責任を感じるだろうし、皆かわいそうだ。しかも娘は美術部の部長をしており、作品展示に向けて必死だったので悔し涙にくれよった。

 こういう時の親ってツラいのだ。無力なのである。ともかく自分だけ遊ぶわけにはいかん。娘を神戸の美術館に連れていき、作品や美術の本などをシコタマ買ってやり、中華料理を食べさせてビリヤードで遊んで帰宅。

 夜にダイジェスト番組で競馬を見ると、こんな時に限って前日予想が当たってる当たってる。うう・・・こんなことなら電話投票か元町場外にでもちょいと寄って・・・いや、こんな時に、それは親として恥ずべき行為・・・いや、何が恥なのだ、2クラぐらい買っても・・・いや、学園祭と違って競馬は毎週・・・いや、前から狙ってた馬が・・・、いや・・・。

競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2009

[最終更新日]2009/09/28

 シルバー・ウイークなるものが終わりよった。どこにも行っていない。家で競馬見て、家で阪神戦見て、家で相撲見て、家で映画を16本見て、家で本2冊読んで、仕事がなくなったので相談に乗ってほしいというFMのディレクターを家に来させて、出不精ついでに、企画書を依頼したいというプロデューサーまで家に呼んで、それで終わりである。家ばっかりだ。不健康そのものである。

 ボクはテレビの世界が長く、祝日という概念自体にうとい。休みは関係ないからだ。5連休なんて今月になってから知ったほどである。昔から連休前は、印刷屋さんが休むとか取材先が休むとかいう理由で原稿を早めにくれと催促され続けた。物書きにとって、祝日なんて迷惑なだけ。ほんまにこの国ときたら、いつの間にこれだけ休む国民になったのか。国に決めてもらわず、自分で調整して自由に休みを取ればいいのだ。怠け者め。

 以上、人間って3日続けて馬券でやられるとここまでボヤくのだ。

競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2009

[最終更新日]2009/09/21

 のりピー保釈で、またひと盛り上がりだ。

 ワイドショーは世間の商い相場と同じくニッパチと言い、ボクも制作者として経験があるが、2月と8月はヒマ。特に夏はネタ枯れが激しい。これは年末まで引っ張れる10年に一度の大ネタで、業界はのりピー様様である。

 安藤美姫がコーチとデキてた話も普通なら大ネタで、名前がモロゾフだけに、甘い声で「君のオッパイはプリンのように柔らかいね」などと誘惑した話だけでも(ボクの想像だが)例年なら2週間はもつが、こっちは影が薄い。ミキティも、のりピー様様なのだ。

 その影響で隠れてはいるが、今いちばん興味深いのは、府庁を湾岸へ移転してカジノを開こうという橋下知事の構想に、経済界などが反対してモメているというネタだ。

 巨大な雇用創出に向け絶対にカジノだ。競馬界もライバル視せず、「馬券で儲けてカジノ」「カジノで儲けて馬券」と銘打って協力するべきだろう。もう、むちゃくちゃになればいいのである。

競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2009

[最終更新日]2009/09/12

 千葉県が30億円もの不正経理をしていたことが発覚した。このご時勢に、県ぐるみで不正を働くとは最低であり、ある意味、ええ根性だ。アッパレなのは会計検査院が不適切として挙げている6通りの不正手口をすべて駆使していたこと。スペースの都合で詳しく書けないが、手口は(1)預け、(2)一括払い、(3)差し替え、(4)先払い、(5)翌年度納入、(6)前年度納入と6通りあり、たとえば(1)の「預け」とは、納入業者に架空の請求書を出させ、代金を業者の口座に振り込んでプールするというものである。

 つまり、ボクは社長なので、取引先の印刷会社の社長に水増しした請求書を出させ、代金を経理部長である嫁サンに振り込ませてその水増し分をプール、この社長(馬券オヤジ)に電話し、ボクの馬券もついでに買わせるというシステムだ。

 フムフム、使える。使えるが、この原稿が嫁サンの目に入ったら一巻の終わりである。商店主の方などはぜひどうぞ・・・て、ウソよ。

競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2009

[最終更新日]2009/09/05

 政権交代は革命である。特に、もう終わっている年寄たちが落選しよったのは痛快であった。海部なんか50年やって、「まだやり残したことがある」などと遠吠えする始末だ。アホか。50年の間にやっとけよ。

 落とされたのに比例で復活するしぶといジジイがいるのは頂けない。どこが民意なのか。比例は即刻廃止すべきだ。

 さて、民主党に期待するものは一つだ。高速道路の無料化。それだけ。料金所渋滞は経営側の責任なのに、利用者が金を出してETCを設置するなんてアホな話に納得せず、今もってかたくなに設置していないボクは、悔しいので1000円通行の休日に高速を使えんのだ。不便なのである。タダになるんなら、最後まで踏ん張ったボクの勝ちなのだ。

 ともかくボクは、納得いかないことに妥協しないタチである。時間をズラした「はくぼレース」なんて、主催者の策略以外の何モノでもないのだ。納得いかん。絶対に手ぇ出さんゾ。来年からは・・・。

競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2009

[最終更新日]2009/08/29

 当欄では3連単の1頭軸マルチで相手を7、8頭挙げているが、軸が来て相手が抜けるというパターンがたまにある。軸がキツいだけに死ぬのである。

 よって、本人はヌケ防止策として、勝負レースではガッツリと、軸馬1着固定の相手全頭買いをしているのだ。16頭立てで210点張りになるが、軸馬が突き抜けるとかなりもうかる。

 ところが、突き抜けないわけね、これが。来てもぎりぎり3着が精いっぱいなのである。初めからそんな馬を軸にしてるんだから当たり前なのだ。

 ならばいっそと、最近は軸馬3着固定の1、2着全頭買いに変更した。人気薄の2頭が早々に抜け出してくれ、軸馬が外からチロっとクビだけ出して3着に入ってくれると大万馬券がサク裂するという仕掛けである。勝てそうもない馬こそが軸なのだ。変なの。

 先週は11番人気の軸が接戦の5着だ。3着を狙うと必ず4、5着になる。競馬って本当によくできているのだ。うなるのである。

競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2009

[最終更新日]2009/08/22

 覚せい剤とインフルエンザが猛威をふるっている。

 ボクは小学生のころ、何かの検査で陽性と判定され、「オレ、陽性、陽性」と自慢していたのを覚えている。今考えたらアホなんだが、それでいいんじゃないかと思い始めた。

 覚せい剤は陰でこそこそやるから、やってるヤツは陽性じゃなく陰性でいいんじゃないかと。インフルエンザではないと判定されたらうれしくなるから、陰性ではなく陽性でいいんじゃないかと。

 多分、これが合っていて、誰かがどこかでアベコベ言ったのが定着したんだろう。よって、以後の話はそれで進める。

 馬券師にも両方あり、100万馬券をハナ差で獲り逃した経験があるヤツは暗くて陰気な人間になっているから陰性、まだ未経験のヤツはのん気者だから陽性である。

 馬券を当てたとき、他人に言い触らして散財してしまうヤツは陽性、内緒にして貯蓄するヤツは陰性だ。ちなみに、当たらなくてどっちもできないボクは中性である。

競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2009

[最終更新日]2009/08/15

 酒井法子が歌う「碧いうさぎ」が今週、配信チャートで第1位に入線した。

 「ハーダー・ゼイ・カム」という36年前に撮られたジャマイカ映画がある。麻薬で逃亡中の歌手が国民的ヒーローとなり、彼の歌が1位になるというストーリーで、今回ののりピー現象とまったく同じなのである。この夏のオススメDVDだ。

 唯一の違いは、主役演じる元祖レゲエスター、レッド・クリフの歌「ハーダー・ゼイ・カム」が素晴らしいのに対し、「碧いうさぎ」がくだらないことである。

 日本の国民がノン気なのは、この曲をダウンロードすることで、犯罪者に印税がガボガボ入ることに気づいていないことだ。麻薬でパクられるだけで印税が入るんなら、マネするアホ歌手が出てくる。国民はしっかりするべきである。

 ボクも偽造馬券を換金して逃亡すると、著書の在庫がハケるかも。逮捕されて本が回収されるまでが勝負だ。いや、話題にもならんか・・・。