競馬コラムニストの競馬コラム アーカイブ

2010/3/13

[最終更新日]2010/03/13

 ウオッカの引退が発表された。G1 7勝のうち5勝が牡馬との混合戦。偉業であり、これは挑戦し続けた関係者の偉業でもある。

 気に食わないのはヴィクトリアマイルに2度も出たことで、ボクは同レースの創設に雑誌で異論を唱え、論争を巻き起こしたことがある。反対理由は、牝馬限定のG1を作ると、牝馬がそちらに回ってしまうからである。馬主にも牧場にも都合のいいG1かもしれないが、それでは名牝は生まれない。

 レースがあるから、そちらに回るのだ。なければ牡馬と対決し、第2、第3のウオッカの出現となる。そうなれば牝馬のレベルも価値も上がり、牡馬に負けない値で売れるのだ。

 限定G1は悪循環の起点でしかない。初めから牡馬との力関係を決めつけている関係者は、ウオッカのひづめのアカでもせんじて飲むべきだろう。

 とは言うものの、あんまり強いのばかり出てきてもらっても困る。ウオッカで馬券を獲ったことは1度もないからだ。ほどほどにしてもらいたいものである。