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競馬コラムニスト・北野義則の競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2006

[最終更新日]2006/07/29

2006/07/29

 白鵬を横綱にしろよ。千秋楽になって、しかも朝青龍に勝ってから「朝青龍の独走を許した」という理由で昇進を見送るのは、いわば難クセだ。そもそも独走を許したのはお前らだろう。白鵬との対決を前日までに組んでいれば、展開は変わっているのだ。

 「13勝なら綱」とは客を千秋楽までつなぎ止めるための姑息な話題作りだったわけで、何事にも機運とか空気というものがあり、それを読めない者どもは、興行なんかやらないほうがよい。ファンをなめるなよ。

 競馬界では今週、ハーツクライが伝統のキングジョージに参戦。秋にはディープの凱旋門賞チャレンジもある。競馬をスポーツだと言うんなら、目先の賞金より栄誉や記録であり、挑戦しかない。ファンもそれを願っているのだ。両馬がたまたま空気を読める関係者に育てられたことは、主催者にすれば幸運である。

 残された課題は、「ここでぶっ飛べば馬券が盛り上がる」という空気を読める騎手をいかに育てるかだ。