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競馬コラムニスト・北野義則の競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2006

[最終更新日]2006/04/29

2006/04/29

 「夢駆ける馬ドリーマー」の試写を見た。翻訳に携わった平尾圭吾氏より、「北野さんは絶対来るように」との厳命を受け、怖いから東京まで行って見たのである。

 骨折し、競走馬としても繁殖馬としても使えなくなった牝馬ソーニャドールを、調教師父娘が再起させるという実話の映画化。

 単純に、感動した。全編競馬であり、競馬を知ってる人のほうが圧倒的に得である。「シービスケット」は編集が最悪で映画としては駄作だったが、こっちは問題なかった。フサイチペガサスやジャイアンツコーズウェイといった米国で繁養中の種牡馬も実名で登場する。レースのシーンも迫力満点で、あのカメラワークは本物の競馬中継も「頂く」べきだろう。

 収穫は、金を賭けない競馬ってこんなに感動できるものかという発見である。「金賭ける人」にとって「夢駆ける馬」はまぶしすぎるのだ。近日公開されるので、馬券依存症の方はぜひどうぞ。普通は治ります。ボクは無理だったけど。