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競馬コラムニスト・北野義則の競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2010

[最終更新日]2010/10/16

2010/10/16
 チリの救出シーンでは涙がボロボロ出た。家族の抱擁であれだけ泣けるとは。
 もしボクが救出されたら、果たして娘は抱きついてくれるんだろうか。「汗臭いから寄らんといて」と突き放すんじゃないかとか、嫁サンも冷めた眼で「何や、出てきたん」と言うんじゃないかとか、いろいろ考えてしまうのである。
 しかし、あの33人は格好よすぎる。ただ一人、愛人に出迎えられた男性だけはお気の毒だ。抱き締めはしたものの、その最中、これは難儀なことになってるなあとか、地下に引き返そうかとか、横にいる大統領に助言を求めようかとか、グルグル考えたであろう。鉱山で働く人は不倫相手を選べ。これが事故の教訓である(何の話や)。
 今回、地下に電話も通じ、テレビも見られた。あそこにボクがいたら、競馬新聞を送らせて馬券を頼んだだろう。そして他の32人は、70日の間にボクにどっぷり馬に染められ、ボクだけ他の家族から穴に突き落とされることになるだろう。