競馬コラムニストの競馬コラム アーカイブ

競馬コラムニスト・北野義則の競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2005

[最終更新日]2015/06/16

2005/02/19

 まさに快挙である。先週、東京の新馬戦で勝利したユメロマンという馬は、なんと静内農業高校の生産馬。高校生たちが作った馬なのだ。馬術部員が出産から世話してセールに上場。馬は262万円で競り落とされた。それだけでも堂々たるものなのに、新馬戦を勝たせたのである。

 彼らの夢を乗せた命名も可愛らしい。ロクでもない高校生どもが湧いているなか、久々に清々しい話題である。

 それにしても、これは生産界を揺るがす重大な出来事である。いや、重大だと思わない生産者はもうダメだ。今、日本では、デビュー戦を勝たせる、またはダービーまでに2勝目を挙げる生産牧場が、極めて限定されている。ほんの十数場の寡占状態なのだ。白旗を揚げている牧場には、これを機に奮起を促したい。

 ボクにも一途に打ち込んだ高校時代があった。彼らが馬券に手を染めないことを祈るばかりだ。