競馬コラムニストの競馬コラム アーカイブ

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/05/15

2014/03/09

 競馬法改正に伴う払い戻し率の変更が、JRAから発表された。

 改正後は単複がともに80%になるのに対し、3連単は72.5%と大差がつく。3連単は人気の馬券で、シェアは35.8%だ。つまり、一番売れている商品からガンガン絞り取ってやろうというわけである。

 それがイヤなら、戻し率がよくて的中率が高い馬券に移行しろということだろう。一人あたりに分配される配当金の額を比較し、お金が再び馬券に還流する確率を巧みに計算したわけである。  経営戦略として実に合理的ではあるが、3連単ファンはたまらない。対抗策は全員が結託して単複しか買わないことで、戻しの平均が80%になると、主催者は苦しむ。

 もっと最低なのはWIN5だ。現行の73.8%が70%に乱高下。その代わりに戻しの限度額を6億に引き上げるという、論点のすり替えがある。  一人に6億払うには、それを0.7で割った額=8億5714万円の売り上げが必要である。先週でも、戻せる額が4億6千万しかなかったくせに、ホンマよく言うよ。

 ボクはダマされませんよ。まあ買ってあげますけどね。延々…。