競馬コラムニストの競馬コラム アーカイブ

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/05/18

2013/11/17

 カジノ解禁をめざす超党派の連盟が、実施法案の骨子をまとめた。

 国がカジノ管理委員会を設けて免許制にするとか、査察官を置いて逮捕特権を与えるとか、現金やチップを使わない制度の導入とか…項目は膨大である。暴力団の介入や治安の悪化、資金洗浄などの懸念を子細に検討したのだろうが、やることは高がサイコロやトランプなのに、ほんまご苦労はんなことである。

 最後の1行が笑える。「賭博依存症対策の機関創設」だって。競馬やパチンコがはびこってるなか、今ごろ何なのだ。カジノ依存症になる人は、もうとっくに賭博依存症になっている人である。

 そもそも、そこは何をしてくれるのだ? 坊さんや牧師さんが説教してくれるのか、それとも強制収容してベッドに縛りつけてくれるのか?

 ボクが毎年出稼ぎに行く本場マカオでは、あちこちで質屋さんが終夜営業していて、弾切れした人が身ぐるみ脱げば、いつでも換金できるようになっていて恐ろしい。

 骨子に抜けてるのは、近隣に換金施設を作らないことと、張れる上限金の設定である。依存症患者のボクに、先に相談するのが筋というものだ。