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北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/06/16

2013/11/03

 近年は企業の謝罪会見大流行だが、阪神阪急ホテルズの最初の会見を見たとき、「これは火に油だわ」と直感した。「偽装ではなく誤表示」などと言葉の問題にこだわって突っ張る戦略はとても痛々しく、助言してさしあげたいほどだったが、間に合わなかった。案の定、炎上。あの社長はエビやネギの問題でなく、危機管理能力という意味で、辞めて正解である。

 プロ野球の加藤コミッショナーは「大失態ではあるが不祥事ではない」と、こちらも言葉にこだわって失脚なされた。これは大変な名言であり、ボクなら加藤氏に流行語大賞を差し上げる。

 人は皆、チョンボをするのだ。そして、そのこと自体の認識度と謝罪時の態度や表情など、対応力そのもので真価が決まる。つまりチョンボしたときこそが、災いを福として昇華させるチャンスでもあるのだ。
 ボクんことは弱小企業だが、このたび「危機管理部」を創設した。泣いたりシュンとしたり、謝るのが実にうまい弟子がいて、そいつが部長である。大企業もすぐマネするように。

 「紙面予想、当たらんっ」というクレームも、そちらで受け付けます。