競馬コラムニストの競馬コラム アーカイブ

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/06/16

2012/11/04
 師と仰いだ藤本義一先生のお通夜に参列した。突然のことで、大きなショックを受けている。
 ボクは「11PM」の台本を書いていた。先生はまだ駆け出しだったボクの暴走企画も受け容れて楽しんで番組を進めて下さり、本当に大きな方だったと思う。
 競馬本を処女出版した際には帯に推薦文を書いて下さったし、ボクが本紙をはじめ、競馬誌にエッセイを書きまくっていた頃、先生は「優駿」の連載で「これでは本業がなくなってしまうのではないかと先輩としてはいささか不安なのだが、本業がなくなればJRAの競走馬研究所からスカウトがくるだろう」と、ボクに"転職"を勧めて下さっていたりする。
 競馬場にもよくご一緒したが、先生は必ず全場全レース購入し、休まれたことは一度もない。直木賞以外に、農水大臣賞も受賞すべき人である。
 ボクと同じく多点張りで、まだ馬連しかなった頃の園田競馬でも同じ買い方をするため、ほとんどのレースを的中させ、半分以上トリガミを食らっておられた。
 先生、畏れながらボクがトリガミ大王の座を引き継いでいます。どうか天国から応援よろしく。