競馬コラムニストの競馬コラム アーカイブ

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/06/16

2013/08/18
 今年も高校野球で泣きっ放しだ。もらい泣きというのはどう考えても得であり、もらえる物はもらわな損である。

 もらい泣き希望者にコツを伝授だ。全試合録画し、早送りしてポイントを整理。どこがどうなればというドラマを手早く構築し、最終回だけ真剣に見る(同じ要領で競馬は全レース3~4角中間まで早送りし、前にいる3頭の馬番をメモ。直線だけ真剣に見る)。

 今大会では浦和学院の小島投手が9回2死で降板させられて泣き崩れる姿を見て、思い切りもらい泣き。8回に無死満塁のピンチから、3者連続三振。ここで精根尽き、9回に足がつったのだ。しかし彼は、降板を命じる監督に向けて首を横に振り、「絶対替わりません」とアピール。続投してヒットを打たれ再び命じられるが、口を真一文字に結び、またまた首を横に振ったのである。

 こんな格好いい若者を息子にほしいのだ。目上の指令に毅然と首を横に振れる若者が、今どき、どれだけいるだろう。

 乗り替りを命じられた若手騎手よ、一度、首を横に振ってみろ。そのぐらいの根性で、おっちゃんが買うたってる穴馬をちゃんと持ってきてみ。