競馬コラムニストの競馬コラム アーカイブ

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/06/16

2013/05/26

 馬券裁判は妥当な落としどころを見つけたという印象で、判決自体に異議はない。久々に裁判所が庶民最後の砦となった感じで、日本の司法はまだ生きていた。

 注意すべきは、資産運用的な手段で馬券を購入して得た利益を一時所得ではなく雑所得だと認めただけであり、一般的なハズレ馬券=経費とはならないことだ。トランプのように束で馬券を買うボクとしては実に無念であるが、当たり馬券が、膨大なスカ馬券を積み重ねて学習し初めて得られるものであることから、ハズレ馬券は正真正銘の経費だという従来の主張を変えるつもりはない。

 ボクは大振り専科で打率が最低な分、高額窓口で何度も払い戻しているが、その際、おばちゃんに「高額なので申告してね」と促されたことは一度もない。WIN5をかたくなにPATでしか売らないことも含め、JRAは納税という観点で立場を明確にするべきで、傍観はズルいと思う。

 馬券代の1割は国庫に入るので、馬券の利益に課税するのは実質、二重課税だ。さっさと法改正してもらわんと、明日のダービーでもうかうか勝てないぞ! 勝ってから心配するべきだけど。