競馬コラムニストの競馬コラム アーカイブ

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/06/16

2013/03/31

 最後の現役アラブだったレッツゴーカップという12歳馬が先週、福山競馬で引退し、競馬界からアラブの火が消えた。

 アラブは丈夫で粗食にも耐えて重宝だったようで、最盛期の昭和32年には、中央でサラ382頭に対し、アラブが253頭いたらしい。サラより従順で扱いやすいとも言われるが、ボクの印象では気まぐれな馬も多く、馬券は難しかった。

 その中央では、平成7年に限定レースが廃止。もうサラ系しかいない今は、レース名にいちいち「サラ系」などという言葉を使わなくてもよさそうなものだが、これが当時の名残りである。

 昔は金杯の翌日に銀杯というアラブ戦があり、「金杯でやられたら銀杯で取り戻せ」などというスローガンに踊らされ、ガンガン突っ込んでさらに傷口を広げたものだ。

 ゴッドガリトーにヒメガリトー、ウルフケイアイにダイドルマン、そして最強馬のアキヒロホマレ…。最近の馬名はとんと覚えられんくせに、往年の馬名ならアラブでもスラスラ出るあたり、ただのオッサンである。

 こんな古くからの常連客に、そろそろWIN5当ててくれてもいいでしょうに、神様。