競馬コラムニストの競馬コラム アーカイブ

北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/06/16

2013/01/27

 降着の新ルールとやらで競馬がさらに難解になり、交通整理が必要だ。

 あのAJCCだが、まず、いい格好して肉眼で判断し、審議ランプを灯さなかったのは審判団のミスである。今回もミスと認めていないが、そこが格好悪い。審議は主催者による最低限の良心であるべきで、軸馬が不利を受けた時、少なくとも審判は見ていてくれて、審議をしてくれる。裁定はどうあれ、その事実だけでも、購買者のストレスは和らぐのである。

 トランスワープは外からもう一度来ており、あの不利は痛恨。致命的かどうかを着差から判断するのは大間違いであり、着差がついてしまったのは、まさに不利があったからに他ならない。

 斜行がなければ同馬が勝ったかどうかは、神のみぞ知る。つまり審判団は、いよいよ神の領域に踏み込んだわけだ。外国と違って精度や緻密さを求める日本のファンに、実力に疑問符がつく神様の裁定がそぐうのかどうか、ファンが「やってられん」となる前に、再考するべきだろう。

 ただ、そうはならないのが悔しいのだ。翌週、気がついたら売場の前にちゃんと立っているのである。やってられん。