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北野義則の競馬コラム「実録 二億円事件簿」

[最終更新日]2015/06/16

2012/10/8
 これを書いている今は日曜の3時半である。WIN5の格闘中であったが、たった今、3発目を外して死んだ。的中用の原稿は用意していたのだが、外したために慌てているわけである。この強気な姿勢は、かなりの確率で裏目に出る。
 ボクはかつて「週刊トラトラタイガース」の台本を書いていたが、日曜夜に収録し、少し時間をおいて深夜に放送するパターン(業界用語で「撮って出し」と言う)だったため、日曜当日のナイターで阪神が勝った場合と負けた場合の、両方の台本を用意しなければならなかったのだ。勝ち負けで番組の構成が変わるからである。
 だが強気一辺倒のボクは、わが阪神の勝利を信じ、当日負けパターンの台本を準備しなかった。ところが、これがまた裏目の嵐。よく負けよるのだ。慌てて書き始め、スタッフにドえらい迷惑をかけたものである。
 どうせアカン。当たりそうもない。勝負前のこういった発言は、たとえ冗談でも絶対に禁物である。競馬の神さんは聞いてはるのだ。「2億円はいつか当たる」。そう信じ続け、生涯で1億5000万円ぐらいは突っ込みたいものである。