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北野義則の競馬コラム「地獄の沙汰も3連単」2011年

[最終更新日]2015/05/18

2011/07/30

 作家の小松左京さんが亡くなった。「日本沈没」は名作で、それに近い現象が今年、現実に起きてしまった。

 小松さんは自然をなめるなという警鐘を鳴らし続けたわけだが、それ以上に鋭いところは、「科学」を野放しにするなと提言し続けたことである。まったく同感だ。

 科学者の多くは、面白いことがあればやらないと気が済まない人たちである。クローン、精子バンク、代理母…。何かと理屈をつけ、かなりいらんことをする。核開発もしかり。科学技術の名のもとに、素人を煙に巻いて遊びの予算をぶん取る手口は巧妙であり、小松さんは昔から、それを見抜いていたのだ。

 競走馬の研究所が宇都宮にあるが、馬券に役立つ研究はほとんどされていない。かつてボクが二桁着順の馬が連闘で一変するメカニズムを質問した時も、科学的な答えが出ず、落胆したものだ。

 2億円当てたら、馬券を科学する研究所を自分で立ち上げてやるぞ。死ぬまでには何とかするので、応援よろしく。